リサイクル出前授業

神奈川県 川崎市立東小倉小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2020年8月19日(火) 09:00~12:40
  • 場所

    川崎市立東小倉小学校 理科室

  • 報告

     新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年度に予定していた出前授業は中止が続いていましたが、今回、川崎市の市民団体(3R推進プロジェクト、グリーンコンシューマーグループかわさき)と川崎市環境局、容環協が協力し、従来とは少し違う形の出前授業を実施しました。
     授業は5年生3クラス84名を対象に、感染防止対策としてクラスごとに同じ内容を3回実施しました。
     まずは、市民団体より「現在、川崎市の給食の牛乳パックはリサイクルされていないのでもったいない」という説明があり、毎日牛乳パックを折りたたんで片付けていた児童からは「えー、なんで?」と驚きの声が上がりました。 続いて、容環協よりパックン探検隊のビデオ上映と、「牛乳パックはどのように作られているか」や、「リサイクルの方法とメリット」を説明。「洗って・開いて乾かす」ことが重要なことや、簡単に手開きができることを実演しました。 3番目に、川崎市環境局より、川崎市のゴミ処理の現状やゴミ減量のためにリサイクルはとても有効であることの説明がありました。
     その後、4人ずつの班に分かれ、担任の先生から「どうしたら東小倉小の牛乳パックがリサイクルできるか」をテーマに課題や解決策を話し合い、班ごとに発表をしました。 東小倉小の5年生は、「SDGs」について学んでいることもあり、リサイクル問題を解決するために「地球温暖化防止」や「社会の仕組み」に関する意見まで出てきたことにはとても驚きました。
     全クラスとも「できるところからリサイクルをやろう」という意見でまとまり、総合の授業で具体的な対策を話し合うことも決まりました。
     最後に、横浜市の小学校のリサイクル事例の紹介と質疑応答をおこない、牛乳パックのリサイクル品が高品質であることを知ってもらうために、全員にリサイクルトイレットペーパーを配布して、授業を終了しました。

    • 容環協によるリサイクル方法の解説
    • 班ごとの結果の発表