紙パックリサイクル講習会

東京都荒川区教育研究会給食・食育部 研修会

  • 日時
    2021年8月25日(水) 14:30~16:00
  • 場所

    荒川区立 原中学校

  • 報告

     猛暑が続く8月の終盤に、標記の研修会にお招きいただきました。給食・食育部は荒川区内小中学校の先生方や栄養士約20名で構成されています。昨年度は学校給食用牛乳(学乳)パックリサイクル準備期間とし今年度から本格的にリサイクルを開始しましたが、いざやってみると不明点や不安な点が多くの学校から出たため、容環協への研修依頼となりました。コロナ禍のため、会場設営の先生方数名以外はリモートでの参加でした。学乳供給事業者からは空き容器を提供していただきました。
     給食・食育部長のご挨拶に続き、容環協から、学乳が資源循環(廃棄物、容器包装3R、食品ロスに絞って)や脱炭素社会の形成とどのように関わっているかといった背景説明についてまず説明しました。次いで、紙パックリサイクルの現状について数字を掲げたのち、学乳パックリサイクルの事前アンケート(先生方が疑問に思っていること)から ①1年生でもやりやすい開き方 ②牛乳パックから何ができている? ③リサイクルの効果・利点をわかりやすく伝えるには? ④何校(どの地域)がリサイクルしているのか ⑤効率的な洗浄方法・乾燥方法は? ⑥牛乳アレルギー児童がいる場合 について、事例を挙げて説明しました。開き方については、理解を深めていただけるよう、ホームページ動画をご覧頂きました。また学乳パック約18枚でトイレットペーパー1個ができることを紹介し、36人学級では一日あたり2個分に相当するということを説明しました。休憩をはさんで「学校給食用牛乳パック リサイクルの手引き」新版について紹介したあと、カメラの前で手開きを実演しました。最後に質問をいくつか頂きましたので、今後の活動に反映させていきます。
     締めくくりのご挨拶で「我々教師がきちんと理解することが大事。子どもたちの実態に応じて今日学んだことを伝えていかなくてはいけない、我々自身も実践を重ねていかなくてはいけないと強く感じた」という給食・食育部長の力強い言葉をいただきました。限られた時間の中、熱心にリサイクルに取り組んでいる多くの学校があることを心に留めて、私たちもリサイクルのお手伝いに取り組んでいこうと思います。

    • 関係者以外はリモート参加
    • 手開き動画を配信中