リサイクル出前授業

愛知県 尾張旭市立本地原小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2018年10月10日(水)13:30~15:20
  • 場所

    尾張旭市立本地原小学校体育館

  • 報告

     昭和29年開校と長い歴史を有し、現在は「明るく、正しく、のびのびと」を校訓として掲げる本地原小学校の4年生94名を対象とした出前授業を行いました。学校の給食では紙パックの牛乳は使用していませんが、家庭からの紙パック回収を実施していました。

     授業では、まず全員を対象に、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会・平井代表より、日本の牛乳パックリサイクルに関する話を行いました。山梨県大月市の主婦が牛乳パックを廃棄するのはもったいないと考えて運動が始まったという歴史、日本の紙パックリサイクルは「洗って、開いて、乾かして」を実施しており諸外国と違うために非常に良質のパルプが得られること、紙パックの原料となる森林資源は再生産可能とすべくきちんと管理されていること、などクイズを交えながらの楽しい講義に児童たちは熱心に聞き入っていました。

     なお、授業は体育館で行いましたが、そこで体育の授業を受けていた5年生は昨年の出前授業を体験しており、内容を良く覚えてくれていました。子供の頃からリサイクルに関する意識を持ってもらうことの重要性を改めて認識した次第です。

     講義終了後は2クラスに分かれ「DVD視聴・クイズ・パネルや展示物を使った学習」と「手すきはがきづくり」の実習をおこないました。「手すきはがきづくり」では、アイロンの台数が多かったためにブレーカーが落ちるというアクシデントにもめげず、児童たちは牛乳パックから再生したパルプに自分の図柄を入れてはがきが出来る工程を体験し、非常に喜んでいました。

     授業終了前に牛乳パック全体に関する質問を聞いたところ、いろいろな意見が出され、児童たちの興味の深さを垣間見ることが出来ました。最後に全員で「世界で1枚のオリジナル手すきはがき」を持ち、クラスごとに元気な笑顔で記念撮影をして終了としました。

    • 平井代表の話を熱心に聞く児童
    • クイズではみんな積極的です