リサイクル出前授業

大阪府 堺市立熊野(ゆや)小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2019年6月25日(火) 10:50~12:30
  • 場所

    堺市立熊野小学校(理科室)

  • 報告

     今回は、仁徳天皇陵で有名な大仙公園を構える堺市堺区熊野町に位置し、1872年に開校した堺市ではもっとも歴史の古い小学校の一つである「熊野(ゆや)小学校」で出前授業を行いました。校名の「熊野」は、校名が音読み「ゆや」町名が訓読み「くまの」と異なっており、1872年以前の町名「湯屋」が由来となっています。
     当日は小学4年生の児童45名と担当教諭2名の合計47名が、社会の授業として参加しました。
     前半は、容環協スタッフによる「リサイクルのお話」からスタート。紙パックの原料となる樹木の森林管理、紙パックが初めてリサイクルされた当時の話を交えたリサイクルの流れ・分別の仕方、そしてリサイクルの取組みがCO2の削減にもつながる事をお話しました。「DVD視聴」をはさみ、回収率の実態、日本と海外のリサイクル事例(方法の違い)、6枚の紙パックからトイレットロールが1個作れる、海外とそのロール色が違う理由 など初めて聞く話に驚く姿も見られ、これを機に、紙パックは「大事な紙資源」そそのまま捨てるのは「もったいない」を、授業に参加した児童たちも勉強してもらえたと思います。
     後半は、6班に分かれ「紙すき体験」をしました。「紙パルプ」「紙すき」は、子供たちにとって初めて手で触り、初めて作るという貴重な体験。緊張して紙すきに臨む子供たちですが、最後には「自分だけの世界に一枚しかないはがき」を作った、自慢げな笑顔でいっぱいでした。
     担当教諭より、「きちんと分別することで資源を無駄にせずに済むことを、実際に紙すき体験をすることで学びました」という声も頂きました。この出前授業を機に、初めて体験の想い出と一緒に環境意識を身につけ、そして一人でも多くの子供たちが「紙パックリサイクルの輪」を広げていって頂きたいと、今出前授業を通じ再認識しました。

    • 伊藤事務局長による「リサイクルのお話」
    • 初めての紙すき体験に緊張ぎみのようす