リサイクル出前授業
神奈川県 川崎市立平間小学校 出前授業 報告
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日時2021年6月15日(火) ~
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場所
川崎市立平間小学校
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報告
川崎市内で様々な活動を行っている市民団体「3R推進プロジェクト・グリーンコンシューマーグループかわさき」と川崎市環境局、容環協が協力し、川崎市立平間小学校で出前授業を実施しました。学校の玄関や廊下にはSDGsの説明が様々な工夫で掲示され、学校をあげて熱心に取り組んでいることが感じられました。
授業は6年生2クラス69名を対象に、感染防止対策としてクラスごとに同じ内容を2回実施しました。
まず市民団体より「なぜ3Rに取り組むのか?」について、脱炭素や温暖化についても触れながら説明がありました。
続いて川崎市環境局から、川崎市のごみ処理とリサイクルについて説明がありました。川崎市は1人1日あたりのごみ排出量が政令指定都市の中で最も少ないという説明に、児童から「すごい」「嬉しい」と歓声があがりました。
その後容環協から、パックン探検隊のビデオ上映と、紙パックが生まれるまでと、飲み終えたあとの紙パックのリサイクルについての説明をしました。紙パックのリサイクルには、「洗って、開いて、乾かす」消費者と、それを回収してくれる人、集めた紙パックをリサイクルしてくれる人が必要で、川崎市には集める人もリサイクルする人もいる、あとは「洗って、開いて、乾かす」だけですよ、という話に、「それならできそう」と児童たちは笑顔で聞いていました。
再び市民団体から、近隣の横浜市内の小学校での学校給食用紙パックのリサイクルの事例や具体的な方法を聞き、児童たちはリサイクルにさらに興味を持った様子でした。
全ての説明を聞いた後、少人数のグループで感想や疑問、意見などを話し合い、その後クラスで共有しました。川崎市の家庭から排出される紙パックはリサイクルされている一方、学校給食の紙パックが現在は焼却されている話をきいて、「自分たちもやろう」「まず何をしたらいいですか?」といった声があがりました。
授業に参加した児童には記念として紙パックをリサイクルして作ったトイレットペーパーを渡しました。1リットル入りの紙パック6枚でトイレットペーパー1個が作れ、また紙パックのパルプは上質なので肌触りも柔らかいと聞いた児童たちは、嬉しそうに教室を後にしました。